<宮城産カキ>出荷が6日、始まった。

宮城県漁協による今季の生食用カキの出荷が6日、始まった。夏の猛暑などの影響で解禁は昨年同様、1週間ずれ込んだ。各地の浜では早朝から、漁業者らが殻むき作業に精を出した。
石巻市渡波の石巻湾支所の万石浦鮮かき処理場では生産者と家族ら約200人が作業に当たった。同市長浜沖で養殖し、5日に水揚げしたカキの殻を手際良くむき、約1トンを出荷した。
関係者によると、出荷を控えた1日から2日にかけ、急速に発達した爆弾低気圧の影響で、同市の一部の浜では養殖施設から多くのカキが落下したという。
県漁協の高橋文生かき部会長は「無事出荷できて喜んでいる。カキはやや小さいが、実入りがいい。寒くなると、よりおいしいカキを提供できる」と話した。
県漁協は今季、東日本大震災前の4割程度の約1700トンの生産を見込む。昨季は約1600トンだった。

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