将来の起業を目指して店舗運営を体験しようと、宮城県富谷市などの起業志望者らでつくる富谷塾の女性有志が23日、同市富谷新町の市まちづくり産業交流プラザ(とみぷら)で、チャレンジショップ「富マママルシェ」を初めて開いた。
テーブルごとに、ブックカフェやネイル相談室、筆文字のポストカード販売、整理収納アドバイスなど6店が並んだ。
富谷市の着付け講師本多祥子さん(39)は「街を着物で歩く人が増えればいい」と着物教室を開いた。「今後も定期的に出店してお客さんのニーズを把握し、地域から応援されるようにしたい」と意欲を語った。
同市の伝井(つたい)昌子さん(39)は国産小麦で作ったパン類を提供した。パン教室を開きたいといい「富谷産小麦を使ったパンを作りたい」と夢を膨らませた。
小さい子を連れて店を出す女性もおり、客の女性らと交流していた。大和町から訪れた主婦(33)は「楽しそうな雰囲気が伝わり、自分も挑戦したいと思った」と話した。
富マママルシェは2月20日、3月20日にも同会場で開く。時間はともに午前10時~午後3時。フェイスブックで詳細を随時紹介する。