<居酒屋キャッチ>現行条例で取り締まり困難

仙台市青葉区国分町周辺で、居酒屋の従業員らによる客引き行為が常態化している問題について、県警の横内泉本部長は21日の県議会文教警察常任委員会で 「現行の県迷惑防止条例による取り締まりは、なかなか難しい」と述べ、今後も同条例の適用は限定的になるという認識を示した。
現行条例は性風俗店やキャバクラの客引き行為は禁じているが、居酒屋の場合は「しつこい行為」がなければ摘発できない。同条例による逮捕者は過去3人にとどまっており、県警は道路上にたむろするなどしたケースで道交法違反(通行妨害)を適用し、警告するなどしている。
横内本部長は「現場で警告すると一時的にやむが、警察官がいなくなるとすぐ再開してしまう。自主規制に乗り出す飲食店有志の動きに期待しつつ、独自の条例で取り締まっている他自治体の状況も注視したい」と話した。

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