仙台中央署による「年末・年始特別警戒取り締まり」が1日、始まった。指定暴力団の山口組(神戸市)分裂に伴うトラブルが仙台市中心部の国分町で起きたことを受け、同署は県警機動隊と連携し例年以上の態勢で警戒に当たる。
岡崎晃署長は1日、同署であった出動式で「国分町の情勢は緊迫している。可能な限り署員を街頭に出したい」とあいさつ。パトカーなど警察車両7台が巡回に出動した。
1日から1月7日まで計38日間、夜間を中心に国分町周辺を重点的にパトロールする。山口組分裂騒動を受け、昨年まで12月中旬から参加していた県警機動隊が初日から応援に入った。
国分町では11月9日夜、山口組と山口組から離脱した「神戸山口組」の中核組織・山健組(神戸市)双方の系列組員計40~50人がにらみ合い、県警機動隊が出動する騒ぎが起きた。