山崎製パン(東京)は来年1月1日、宮城県の新ブランド米「だて正夢」の米粉を使用したパン3商品を東北6県で発売する。同社の仙台工場(宮城県柴田町)が1月で稼働50年を迎えることを記念し、県と協力してアピールする。
3商品は「米粉入り食パン」(希望小売価格は税抜き170円)、「もち食感塩豆あんぱん」(同130円)、「シャルロットロール」(同155円)。だて正夢の米粉が、もちもちとした食感を生み出している。
包装袋には、だて正夢のロゴマークに稲穂や米粒をイメージしたイラストを添えた。いずれも仙台工場で製造し、東北のコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ」やスーパーなどで販売する。
販売期間は3月末までの予定だが、売れ行き次第で延長も検討する。販売予測は食パンが10万個、塩豆あんぱんが12万個、シャルロットロールが8万個。米粉は3カ月で1.8トンの使用が見込まれる。
仙台工場は1969年1月開設。従業員は約1400人。パンや和洋菓子の製造を担い、東北の約7300の販売店に売っている。同社の担当者は「半世紀の感謝を込め、だて正夢のおいしさをPRしたい」と話した。