年間平均視聴率をめぐり、日本テレビとテレビ朝日がデッドヒートを繰り広げている。全日帯(午前6時~深夜0時)は日テレが首位でテレ朝が2位、プライム(午後7~11時)とゴールデン(午後7~10時)はテレ朝が首位で日テレが2位とそれぞれ僅差で競っており、ともに年末の巻き返しに期待している。
日テレの大久保好男社長は2日の定例会見で「問題はゴールデン。最後まで接戦になると思います。年末の特番も工夫しているので、期待はしています」と現場にハッパをかけており、年末と来年に向けて「テレビの魅力を視聴者にもっともっと感じ取ってもらいたい。テレビに戻ってきていただきたい。来年は確実にとりたい」と話し、ドラマについては「制作陣が優秀なので、できれば『家政婦のミタ』のような高視聴率を記録する番組をもう一度やってほしい」と期待を寄せていた。
一方、テレ朝の早河洋社長は「最近、ドクターXとか相棒の好調がありまして、それが大きく貢献して、目下プライムとゴールデンで僅差でトップ。最終週までわからない。どういう結果になるにしろ、2年連続でトップ争いが出来ていることを私としては評価している」と意欲をみせている。
年間視聴率は、12年12月31日~13年12月1日集計で、全日帯では日テレが8.0%でテレ朝に0.2ポイント差で1位だが、プライムではテレ朝が12.3%で日テレに0.5ポイント差、ゴールデンではテレ朝が12.0%で日テレに0.1ポイント差で首位となっている。4月1日~12月1日の「年度視聴率」では、日テレが全日帯7.8%、ゴールデン11.8%でともに首位で、プライムはテレ朝が12.0%で1位となっている。(毎日新聞デジタル)