東北に次世代型放射光施設の実現を目指す産学連携組織、光科学イノベーションセンター(仙台市)は13日の理事会で、建設地を東北大青葉山新キャンパス(青葉区)に正式決定した。
建設地は青葉山キャンパス南側の旧ゴルフ場跡地の一部約6万6000平方メートル。センターは今後、東北大に土地利用を申し入れる。数カ月後をめどに大学の結論を得て手続きを取る。
センターの建設地選定諮問委員会は11日、宮城県丸森町、松島町、大郷町を含む5候補地から、交通アクセスや産学連携の可能性を評価して青葉山新キャンパスが最適地と答申した。
センターの高田昌樹理事長(東北大総長特別補佐)は「計画実現に向けた大きなステップ。施設の波及効果を東北全域に行きわたるものにするため、他候補地とも一体となって取り組む」とコメントした。