仙台藩祖伊達政宗の生誕450年を祝い、そば愛好家でつくる「宮城手打ちそば研究会」(柏倉寛充代表)は23日、仙台市青葉区の青葉神社に打ちたての新そばを奉納した。
会員約25人が参加。太白区秋保町の野尻地区などで栽培したそば粉を使い、手分けしてそばを打った。奉納後は生誕年にちなんで準備した450食を参拝客らに振る舞った。
会は東日本大震災発生後の2012年春、被災者支援目的で結成された。津波で浸水した若林区荒浜地区の農地を活用してソバを育てたのをきっかけに、12年秋から復興や会員の技術向上を祈念する奉納を始め、今年で4回目となる。
そばを味わった青葉区の無職熱海弘士さん(70)は「歯応えがよく、味も本格的。打ち方をよく研究しているのだなと感じた」と喜んでいた。