<新車販売>東北3年連続減 軽の低迷続く

東北運輸局が発表した東北6県の2016年度新車新規登録台数(速報値)は乗用車や軽自動車、トラックなどの貨物を含む総台数が前年度比0.6%減の40万147台で、3年連続のマイナスとなった。昨年発覚した燃費不正問題の影響もあり、軽自動車が9.6%減の14万9758台と大幅に減少した。
台数の推移はグラフの通り。種類別では乗用車が8.1%増の20万6036台だった。このうち普通(3ナンバー)は11.7%増の9万6645台、小型(5ナンバー)は5.0%増の10万9391台。ともに人気車種の新型車がけん引した。貨物は3.8%減の3万1987台。
軽自動車は全県で前年より減少。宮城は3万2952台で14.9%減、福島は2万9347台で12.9%減だった。
東北運輸局は「軽自動車は燃費データの不正問題に加え、15年4月の軽自動車税引き上げの影響も続いている」と説明した。
今年3月の6県の乗用車と軽自動車の登録台数(速報値)は表の通り。全新規登録台数は前年同月比7.5%増の5万8073台で、5カ月連続の増加。乗用車は15.9%増の3万912台で8カ月連続のプラス、軽自動車は2.7%減の2万1114台で3カ月連続のマイナスだった。

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