2020年東京五輪の競技日程の大枠が固まり、宮城スタジアム(宮城県利府町)ではサッカー男女の1次リーグと準々決勝が6日間、計10試合実施される見通しとなった。
7月24日の開会式に先立ち、22日に女子の1次リーグ2試合が組まれた。その後、1次リーグは女子が25日、28日、男子は29日にそれぞれ2試合ずつ行われる。準々決勝は女子が31日、男子が8月1日に実施される予定だ。
ピッチの芝の張り替えなど、五輪開催に向けたスタジアムの大規模改修は来年7月に着手する予定。
宮城県オリンピック・パラリンピック大会推進課の担当者は「多くの試合が組まれ喜ばしい。日本代表の試合があると、なおうれしい」と歓迎。「観客輸送や試合前の練習場確保、芝の管理、暑さ対策など準備すべきことはたくさんあるので、しっかりと取り組みたい」と気を引き締めた。
宮城県サッカー協会の竹鼻純専務理事は「東日本大震災の被災地復興に役立つ五輪になってほしい。多くの被災地の方に観戦してもらえる環境づくりを県協会としても要望していきたい」と話した。