東北運輸局が9日発表した東北6県の4月の新車新規登録台数(速報値)は前年同月比0.4%増の3万173台となり、7カ月ぶりに前年実績を上回った。乗用車は7カ月連続で減少したが、新型車が好調な軽自動車と貨物車が全体を押し上げた。
乗用車のうち、普通(3ナンバー)は2.9%減の6164台で、4カ月連続で減少した。小型(5ナンバー)は5.9%減の8254台で、7カ月連続のマイナス。軽自動車は4.7%増の1万2424台で、2カ月ぶりに増加した。
県別は表の通り。乗用車が全県で減少した一方、軽自動車は全県で前年を上回った。貨物車は宮城県を除く5県で増加し、東北全体では12.2%増の2200台だった。
東北運輸局の担当者は「乗用車は前年にあった新型車効果が薄れた影響が大きい」と話した。