<東北大留学生逮捕>最高学府の死角に深刻な薬物汚染 学内に衝撃と動揺

東北大の留学生6人が麻薬取締法違反容疑で逮捕された事件で、学生寮がコカインの主な授受・使用場所になっていたとみられることが明らかになった。最高学府の死角に潜んでいた薬物汚染は深刻さをうかがわせ、学内に衝撃と動揺を広げた。

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 捜査関係者によると、コカインを譲渡したとされるクロトフィル・カラム・ニコラス被告(20)と6人は仙台市青葉区三条町の学生寮内や国分町のナイトクラブで、頻繁にパーティーを開いていたという。より興奮を高めて楽しむ目的でコカインを使用していたとみられる。

 近隣には日本人学生が入居可能な寮もある。1年の女子学生(19)は「留学生らと顔を合わせることもある。麻薬が広がっているとしたら怖い」と不安げに話した。

 4年の男子学生(22)は「日常生活を厳しく監視されているわけではないので、(薬物使用などを)やろうと思えばできるのかもしれない」と指摘した。

 東北大広報課は「警察の捜査結果を踏まえ事実の解明に努めるとともに、留学生の受け入れに当たり、審査体制の強化と留学生への禁止薬物に関する教育に徹底して取り組む。心よりおわび申し上げる」とコメントした。

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