<東北新車販売>2年ぶり減 軽の低迷響く

東北運輸局が8日発表した2015年の東北の新車新規登録台数(速報値)は、軽自動車やトラックなどの貨物も含めた総台数が前年比11.8%減の41万 2980台となり、2年ぶりに減少した。15年4月の軽自動車税引き上げで軽自動車が低迷し、4年ぶりのマイナスとなったのが響いた。
台数の推移はグラフの通り。種類別では、軽自動車が17.5%減の17万2851台。03年の年間統計開始以降、初の20万台超えとなった前年と比べて大幅に落ち込んだ。
乗用車は7.7%減の19万2179台。うち普通(3ナンバー)は9.5%減の8万4234台、小型(5ナンバー)は6.3%減の10万7945台だった。貨物は5.1%減の3万5045台で、6年ぶりに前年を下回った。
県別に見ると、乗用車の普通と小型、軽自動車、貨物のいずれも全県でマイナスとなった。東北運輸局は「14年は軽自動車人気で過去最高の新車販売数だったが、15年は軽自動車税の税率引き上げも響き、マイナスとなった」と説明する。
15年12月(速報値)の乗用車と軽自動車の台数は前年同月比19.3%減の2万4191台で、21カ月(1年9カ月)連続の前年割れ。乗用車は 11.8%増の1万3443台で4カ月ぶりのプラス。人気車種の新型モデルがけん引した。軽自動車は40.1%減の1万748台。前年の駆け込み需要の反 動とみられる。
県別は表の通り。乗用車は全県でプラスとなり、青森の26.9%増を筆頭に4県で2桁の伸び。一方、軽自動車は全県で2桁のマイナスとなり、青森では55.1%の大幅減だった。

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