東北運動記者会(河北新報社など新聞・通信社20社、放送18社加盟)は1日付で「東北運動記者会スポーツ大賞」にフィギュアスケートの羽生結弦選手(ANA、宮城・東北高出)を選出した。卓球の張本智和選手(エリートアカデミー)に特別賞を贈ることを決めた。ともに仙台市出身。
羽生選手は右足首のけがを乗り越え、2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪の男子シングルで66年ぶりとなる2連覇を達成した。張本選手は1月の全日本選手権で、男子シングルスとジュニアの部シングルスを最年少の14歳で制した。
賞は前年度に活躍した東北ゆかりのアマチュア選手・チームから、加盟38社の投票(1社2票)を基に選出する。東北の学校、企業に在籍した選手も含む。今年は17回目で、羽生選手は2年ぶりの受賞。
羽生選手は「5回目の受賞で感慨もひとしおです。今回の金メダルは皆さんの思いがたくさん詰まったとても重く貴重な物です。金メダルが東日本大震災など多くの災害で大変な思いをしている方の一助になれば幸いです」とのコメントを出した。
得票上位は羽生選手28票、張本選手14票、バドミントンダブルスの米元小春・田中志穂選手(北都銀行)4票。