生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)は9日、3月18日開業のJR仙台駅東口商業施設「エスパル仙台東館」(仙台市)に入る仙台店の概要を発表した。東北初 の直営店として、6県の食品、工芸品などに焦点を当てたコーナーを設置。人気商品をテーマごとに集めた売り場を設けるなど、提案型の店舗を目指す。
東館4階に店舗面積約2100平方メートルを確保し、約4万2000品を扱う。地場の商品をそろえる「やっぱりトウホク」は「技」「食」といったキーワードを用い、こけし、仙台みそなどを紹介。季節を意識した展開も計画している。
人気商品を扱うコーナーは「うれしい食卓をはじめよう」「お手入れにこだわろう」など4テーマを設定し、食事、服や靴のケアなど日常生活の場面を切り口にまとめる。女性向け商品を販売する「ビューティライン」も置く。
店内は同社のイメージカラーで杜の都を象徴する緑を基調にした。東急ハンズの担当者は「東北は地元に埋もれている魅力的な商品が多く、店を通じて全国に発信したい」と話した。