<東西線>新団地「荒井南」街開き

区画整理事業で整備していた仙台市若林区荒井の新住宅団地「荒井南」の造成工事がほぼ完了し、現地で23日、街開きセレモニーがあった。市地下鉄東西線荒井駅から徒歩圏内にあり、計570戸に約1600人が暮らす街になると見込まれる。
面積は約17.6ヘクタール。トヨタホーム(名古屋市)など大手住宅メーカー3社が計277区画を分譲中で、既に一部の住宅が完成した。建て売りの中心価格帯は4000~5000万円。ファミリー層を中心に注目され、約100区画を販売したという。
団地内には東日本大震災で被災した住民の防災集団移転用地があり、市の災害公営住宅(139戸)の建設も進んでいる。
式典には工事関係者ら約120人が出席。荒井南土地区画整理組合の大泉善郎理事長は「数年前まで田んぼだったと思えないほど造成が進んだ。東西線の活性化を担えるような街にしたい」と意欲を語り、新たな街の出発を祝った。
区画整理事業は2008年に始まり、14年に宅地分譲がスタート。造成の完了を受け、これから住宅建設が本格化する。

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