<東西線>空飛ぶ車両に夢乗せて CM最優秀

12月開業の仙台市地下鉄東西線をテーマにしたCMコンテスト(市など主催)が実施され、東北学院大2年平間崇晃さん(20)と宮城教育大2年倉繁史也さ ん(19)の作品が最優秀賞に選ばれた。東西線車両が沿線の上空を飛ぶ様子を12秒のアニメーションで表現。独創的な発想が高い評価を受けた。開業直前 に、宮城県内の民放各局で放映される。

受賞作は「We are with Subway」。東の起点の荒井駅(若林区)近くに住む少年が「空飛ぶ地下鉄」に乗り、西端の八木山動物公園駅(太白区)に遊びに行く場面を柔らかい色調で描いた。
製作した2人は「地下では見えない沿線の景色を楽しんでもらおうと思った。まさかの受賞でうれしい」と喜ぶ。
宮城・聖ウルスラ学院英智高時代の同級生。平間さんが構成を考え、倉繁さんが約300枚の原画を色鉛筆で描いた。8月上旬から約1カ月半かけて仕上げた。
平間さんは「市沿岸部で東日本大震災のボランティアをした経験も応募のきっかけになった。東西線が復興の象徴になればいい」と言う。倉繁さんは「2人でイメージを共有できたのが良かった。開業したら通学で利用したい」と語った。
コンテストには16作品が寄せられ、広告関係者ら3人が審査。10月8日に仙台市内であった表彰式で、東西線の市民参加型キャンペーン「WEプロジェクト」の志伯健太郎プロデューサーは「ファンタジーたっぷりの映像で開業への期待感が伝わる」と受賞作を評価した。

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