プロ野球東北楽天がヤクルトを戦力外となった由規投手(28)=本名佐藤由規、仙台育英高出=を獲得することが13日、分かった。育成契約の方針だが、右肩の状態が良くなれば戦力になるとみている。
由規投手は今季、7試合に登板し、1勝2敗、防御率4.46。6月2日の東北楽天との交流戦(楽天生命パーク宮城)で先発し五回途中2失点で降板。7年ぶりの地元仙台での登板でチームの勝利に貢献した。
その後は右肩痛のため2軍での調整が続き、10月に戦力外通告を受けたが、現役続行に強い意欲を示していた。
仙台市出身の由規投手は高校3年時、2007年夏の甲子園大会で155キロをマークして注目され、高校生ドラフト1巡目で入団。10年に当時の日本投手最速の161キロを記録したが、11年に右肩を痛めて13年に手術を受けた。通算成績は90試合の登板で32勝36敗、防御率3.66。