東日本大震災で被災した宮城県東松島市宮戸島の月浜海水浴場が17日、オープンした。同海水浴場は3年前に日曜限定で再開したが、今年は震災前と同様8月下旬まで毎日営業することとなり、6年ぶりの本格再開となった。
曇り空が広がった初日、海に入る人は多くなかったが、訪れた家族連れらは波打ち際で波の感触を楽しんだり、震災後設置された防潮堤から美しい景色を眺めたりした。
家族4人で訪れた仙台市川平小2年の泉斗真君(7)は「今年初めての海。水は冷たくなかった」と笑顔を見せた。
運営主体である地元月浜行政区の小野源次郎区長は「全国からの支援で本格営業にこぎ着けた。海水浴場が、宮戸島や東松島に観光客を呼ぶきっかけになればよい」と語った。
月浜海水浴場は2013年と14年、日曜限定でオープン。昨年は周辺の復旧工事の関係で営業を見合わせた。今年は8月21日までの毎日、午前9時~午後3時に遊泳できる。