宮城県気仙沼の名産品が勢ぞろいする気仙沼市産業まつりが18日、市魚市場であった。目玉行事の「ジャンボのり鉄火巻き大会」では約1300人が324メートルを巻き、過去最長だった昨年の記録を2メートル更新した。
大会は東日本大震災後の中断を経て昨年復活した。使用したのは、ひとめぼれの南三陸米500キロ、メバチマグロの切り身275キロ、県産みちのく寒流のり1750枚。参加者はテーブルの上で巻きすを使って太巻きを作り、両手で持ち上げて完成を喜んだ。
山形市から家族4人で参加した小学3年平吹愛佳さん(8)は「とても長く上手にできた。鉄火巻きは大好きなので食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
会場では約90の企業・団体がブースを設けたほか、来場者が海産物などを焼いて味わえる「七輪(しちりん)広場」が5年ぶりに復活した。炭火焼きサンマの朝食を提供する「市場で朝めし。」もあった。
まつりは震災後の2012、13年は別会場で開かれ、14年に魚市場に戻った。