<白神山地>入山3万2224人 暗門の滝大幅減

環境省東北地方環境事務所は25日、青森・秋田両県にまたがる世界遺産の白神山地と周辺への入山者が本年度(5~11月)、3万2224人だったと発表した。計測地点が一部変更され単純比較はできないものの、昨年度の入山者は2万5200人だった。
12カ所の計測地点のうち入山者が最も多かったのは、本年度に計測を始めたブナ林散策道(青森県西目屋村)の2万1603人で、全体の約67%を占めた。白神岳(同県深浦町)の2465人、二ツ森(秋田県八峰町)の2393人が続いた。
これまで全体の過半数を占めていた暗門の滝(青森県西目屋村)は1193人と、昨年度の1万5463人から大幅に減った。同事務所は暗門の滝に向かうルートが上級者向けとなり、入山者が初心者向けのブナ林散策道に流れた可能性があるとみている。
白神山地周辺の登山道入り口などに赤外線センサー付きの自動計測器を設置し、入山者を数えた。

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