<花粉>「今春より少なめ」 飛散開始は5日前後遅く--環境省予測

環境省は27日、来春の花粉の総飛散量と飛散開始時期の予測(速報)を発表した。大量に飛散した今春に比べ全国的に少なく、例年との比較でもやや少ないという。ただし、環境省は「早めの予防策が重要なことに変わりはない」と注意を呼びかけている。
 春に飛散するスギ、ヒノキの花粉は前年の夏の気温や日照時間、降水量に影響を受けるため今年6~8月の気象条件を基に、来春のスギ、ヒノキ花粉の総飛散量を予測した。
 その結果、例年との比較では東北地方の日本海側で9割前後の飛散量で例年並みになるが、ほかの東日本では6~7割程度とやや少ない。近畿地方は例年の5~7割、ほかの西日本では7~8割と例年並みか、やや少ない見通し。昨年比では東日本で2~4割、西日本では2~7割にとどまると見込んでいる。
 スギ花粉の飛散開始日は、関東以西では5日前後遅く、東北地方はほぼ例年並みになる見通し。【江口一】

タイトルとURLをコピーしました