<蔵王山>エコーライン規制22日一部解除

宮城県は18日、蔵王山への火口周辺警報(火口周辺危険)発令に伴い通行止めを続けている蔵王エコーライン(宮城県蔵王町-上山市、26キロ)について、 宮城側のすみかわスノーパーク入り口-賽の磧(さいのかわら)駐車場間の1.8キロ=地図=を22日午前11時に通行可能にすると発表した。
県が通行規制を一部解除するのは4月13日の警報発令以来初めて。すみかわスノーパーク入り口には冬季閉鎖のゲートがある。賽の磧駐車場から刈田岳山頂方面へ向かうエコーラインや登山道は引き続き通行を禁止する。
賽の磧駐車場は、気象庁が噴石などに警戒を呼び掛ける水蒸気噴火想定火口域の周囲1.2キロの縁と重なる地点。50台程度駐車が可能で、公衆トイレがある。
県は観光客の減少に悩む蔵王町の要望を踏まえ、規制の一部解除を検討していた。村上英人町長は「蔵王連峰の雄大な眺めが満喫できるようになる。看板設置など、県と一緒に安全対策を講じたい」と喜んだ。
山形県は2日、想定火口域から3.2キロ地点まで規制を一部解除済み。

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