<蔵王山>エコーライン22日開通

蔵王山に発令された火口周辺警報の解除を受け、通行止めが続いている蔵王エコーライン(宮城県蔵王町-山形県上山市、26キロ)が22日に開通することが16日、分かった。宮城、山形両県をつなぐ貴重な観光道路の開通に向け、両県は急ピッチで準備を進める。

山頂の刈田峠駐車場で午前8時から開通式を行った後、宮城側と山形側の両ゲートが開かれる。開通に合わせ、宮城県はエコーラインから山頂のレストハウスに至る有料道路「蔵王ハイライン」の通行料金を7月31日まで無料とする。
警報解除の16日、両県と周辺市町は火口湖「お釜」の展望台や主な登山道の入り口などに、注意喚起の看板やロープを設置する作業に取り掛かった。
設置作業は18日まで。今後、冬期間に取り外されていた道路のガードレールや交通標識の設置、レストハウスの発電機や調理器具の点検などが行われ、開通初日を迎える。
エコーラインは4月24日に冬季閉鎖が解除される予定だったが、同13日の警報発令で通行止めが続いていた。
開通式には、村井嘉浩宮城県知事と吉村美栄子山形県知事が出席する。村井知事は「エコーライン開通で蔵王、お釜の美しい眺望を観光客の皆さんに提供できる」との談話を出した。

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