<蔵王山>宮城県が温泉旅館へ特別融資を検討

蔵王山(蔵王連峰)への火口周辺警報発令で、周辺市町の温泉旅館などでキャンセルが相次いでいるのを受け、県は21日、警報が長期化した場合、観光事業者対象の融資制度や相談窓口設置などの検討に入る方針を明らかにした。
宮城県議会経済商工観光常任委員会で吉田祐幸経済商工観光部長が答弁した。吉田部長は「旅行客らに不安の心理が働いている。正しい警報の中身を発信し、不安の払拭(ふっしょく)に努めたい」と述べた。
建設企業委員会では、蔵王山麓の温泉利用客減少が議論され、遠藤信哉土木部長は「風評被害の防止に必要な対策に取りかかる」と強調。県道白石上山線(蔵王エコーライン)の閉鎖区間以外は通行可能と明示する道路標識設置などに取り組む考えを示した。

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