今年で創業200周年を迎えた藤崎の歴史を振り返る「藤崎200年のあゆみ展」が12日、仙台市青葉区の東北電力グリーンプラザで始まった。17日まで。
藤崎は1819(文政2)年、仙台城下の大町に開業した太物商(木綿商)が始まり。あゆみ展では写真や絵、地図などのパネルで、藩制時代から平成までの出来事が分かるようになっている。
創業者の初代藤崎三郎助が大町商人の株仲間に入った際の証文や、1932(昭和7)年に建てられた藤崎新館の縮尺模型なども展示されている。社員の制服や包装紙の変遷も紹介されている。
訪れた元藤崎社員の浅野貞子さん(69)=宮城県利府町=は「紳士服売り場で働いた当時を思い出す。高校卒業後の18歳で入社し、店内がとても明るくてにぎやかだった」と懐かしんだ。
来場者を迎えた藤崎三郎助社長は「多くのお客さまや先輩に支えられ、200年にわたって仕事を続けてくることができた。200周年を一つの通過点と捉え、さらに市民や県民のお役に立ちたい」と話した。
入場無料。午前10時~午後6時(17日は午後4時)。