<藤崎>郊外団地で移動販売店オープン

藤崎は2日、仙台市泉区館7丁目の館コミュニティーセンター駐車場で、生鮮食品、総菜などを扱う移動販売店「クルリン号」の営業を始めた。スーパーがない郊外の団地で買い物機会を提供する初の試み。
店舗は3トントラックの荷台部分を活用。週3、4日の営業で、精肉、野菜、果物、鮮魚、卵、調味料など約300種類の商品をそろえる。青葉区一番町の本館で扱う女性向け雑貨や化粧品が受け取り可能な「ご用聞き」サービスも実施する。
初日は午前11時ごろの開店と同時に住民が次々と荷台を改造した店内に入り、生鮮食品や総菜を購入していた。泉ビレジ館連合町内会の小金沢佳史会長 (63)は「昨年2月にスーパーが地区からなくなり、日常生活に困る人もいた。地域ニーズに応える店として期待している」と喜んだ。
藤崎は今後、フードマーケットフジサキ(泉区)を拠点に移動販売に力を入れ、泉区の別の団地でも実施を検討している。

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