仙台国税局が1日発表した2016年分の土地の路線価によると、県内の標準宅地の平均変動率は2.5%となり、4年連続で上昇した。東日本大震災の復興需 要に支えられてきた沿岸部は伸びが鈍化したものの、仙台市で大きく上昇した。内陸部は下落傾向が止まっていない。(4.24面に関連記事)
県内10税務署別の最高路線価は5地点で上昇。仙台市の3地点はいずれも2桁の大幅な伸びだった。上昇率が最高だったのは仙台南税務署の太白区あすと長町1丁目「あすと長町大通」で22.6%。
多賀城市中央2丁目「東田中八幡線通り」は前年の上昇幅を1.5ポイント上回り、3.1%。前年上昇率が最高だった石巻市恵み野2丁目「石巻工業港曽波神線通り」は上昇幅が5.7ポイント下回り1.7%だった。
大崎市古川駅前大通1丁目「市道駅前1号通り」は前年と同じ2.0ポイントの下落。白石市沢目「駅前通り」の下落率は5.6%から2.9%に縮小。栗原市志波姫堀口見渡「国道4号通り」は変動なしから4.5%下落となった。