<通行量>仙台駅伸び加速 勢いを反映

仙台商工会議所は、仙台市と共同で金曜日の5月26日と日曜日の28日に実施した市中心部の歩行者通行量調査の結果(速報)をまとめた。昨年7月開業した仙台パルコ2とJR仙台駅西口を結ぶペデストリアンデッキ・エスパル前が、両日とも前年比で最も高い伸び率を示した。昨年に続き通行量トップの仙台駅・東西自由通路と合わせ、駅周辺の勢いがさらに強まっている。
調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。
前年調査で金、日曜日ともトップだった仙台駅・東西自由通路は今年も1位をキープ。日曜日は3.1%増の6万4623人、金曜日は4.0%増の5万2618人で、ともに過去最高を記録した。
ペデストリアンデッキ・エスパル前は日曜日が30.8%増の5万6663人で3位、金曜日は20.1%増の4万7211人で2位となった。日曜日では唯一の2桁の伸び率を示し、金曜日も20.1%でトップだった。
京雅堂仙台一番町店前は金曜日が13.9%増、日曜日も9.8%増と好調。特に金曜日の朝夕の通勤・通学時間帯を中心に通行量が増え、2015年の市地下鉄東西線の開業効果が続いている。
仙台駅周辺の効果が全体に広がる形となり、今回は全8地点で前年比プラスとなった。全体の平均は日曜日が9.1%増の4万7257人、金曜日が9.0%増の3万8561人。
仙台商議所は「仙台駅周辺の東西自由通路拡幅に加えパルコ2開店もあり、通行量がその恩恵を受けている。駅から離れた地点も増えているが、前年の数字が良くなかったので手放しで喜べない」と分析する。
調査は例年と同様、5月下旬の金曜日と日曜日を選んで午前9時~午後8時に実施した。

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