<連続降雨>32日連続 仙台・観測史上2位

東北地方は22日、気圧の谷の通過と湿った空気が流れ込んだ影響で、日本海側北部を中心に雨や曇りとなった。仙台も昼前から断続的に雨が降り、7月22日から32日連続の降雨を観測。6~9月では観測史上2番目に長い記録となった。
仙台管区気象台によると、22日の仙台は太平洋高気圧が張り出して上空の雲が薄くなり、午前中は青空ものぞいた。雨は午前11時20分ごろから降り始め、市中心部で歩行者が差す日傘が次第に雨傘に変わった。
東北の太平洋側では「やませ」と呼ばれる冷たく湿った空気の影響で、7月下旬から雨や曇りの日が続く。仙台の32日連続の降雨は1988年の31日連続を上回り、34年に観測した35日連続に次ぐ長さとなった。
日照不足が深刻で、今月21日まで30日間の日照時間の合計は、仙台で平年比30%、白石と相馬17%、宮城県丸森22%、釜石27%など極端に少なくなっている。
管区気象台によると、東北は23日も曇りで、日本海側では所により雨が降る。向こう1週間は、前半は曇りや雨だが、後半は高気圧に覆われて晴れる見通し。

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