＜遠刈田温泉＞真田氏ずくめ宿泊プラン

旅館「源兵衛」は戦国武将真田幸村にちなんだ宿泊プランを提供する。ことしは幸村没後４００年で、地元ゆかりの「仙台真田氏」をＰＲする民間団体「蔵王山麓真田の郷を磨く会」も協力する。
幸村の死後、生き延びた子孫は蔵王町東部の領地を与えられたと伝わる。プランでは特別室「真田の間　桜梅桃李（おうばいとうり）」に宿泊。１２．５畳の和 室は内装を改め、大坂夏の陣（１６１５年）で奮闘した幸村が描かれたふすま絵を配置。床の間には甲冑（かっちゅう）の複製を飾った。
食事では真田家旗印の六文銭を盛り付けに生かした「仙台真田和ごころ膳」を提供。甲冑の試着、仙台真田氏のミニ講座といった歴史体験サービスが選べる。
７月１日から１日１組（５人まで）限定で、料金は１人１万６６６６円（１泊２食付き）。７月中は２人以上での利用で１人６６６６円のモニタープラン（先着５０人分）がある。いずれも予約は６月８日から。
佐藤広芳社長は「多くの歴史ファンに来てもらい、温泉街に明るい話題を提供したい」と話す。