<集団移転>東松島、名称「野蒜ヶ丘」に

東松島市の防災集団移転団地「野蒜北部丘陵地区」の名称が1日、「野蒜ケ丘(のびるがおか)」に決まった。野蒜、宮戸両地区の住民による名称案の公募や移転住民の投票などで、親しみやすさと新しさを兼ね備えた名前に落ち着いた。
移転住民らでつくる野蒜北部丘陵振興協議会の臨時総会で、正式に承認された。協議会は住所表示を地区東部、中央、西部の各エリア順に「野蒜ケ丘1~3丁目」としたい考えで、市議会12月定例会での審議を目指して市と調整を図る。
協議会は7月に野蒜、宮戸両地区の住民から名称案を募った。集まった103点を10点に絞り込み、移転住民らの投票を経て9月に「野蒜ケ丘」に集約した。
協議会の斉藤均会長は「野蒜を愛する気持ちがこもった名称になった。今後は移転団地と移転元の地域が一体となったまちづくりを考える」と話した。
野蒜北部丘陵地区は、一戸建て用地278区画と災害公営住宅170戸が整備される市最大規模の移転団地。宅地と公営住宅の引き渡し完了は、それぞれ2016年11月と17年8月を見込む。

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