華麗な時代絵巻巡行が繰り広げられた21日の第33回仙台・青葉まつり(まつり協賛会主催)の「本まつり」では、仙台藩祖伊達政宗生誕450年を記念し、宇和島伊達家の13代当主宗信氏が時代行列に初参加。往時の姿でまつりを盛り上げた。
宇和島伊達家は、政宗の長男秀宗が現在の愛媛県宇和島市に10万石の城下町を築いたことに始まり、仙台市は同市と歴史姉妹都市を締結している。宗信氏は、くわ形前立てのかぶとなどを身に着けて秀宗に扮(ふん)し、伊達家18代当主泰宗氏に続いて騎馬で登場。2人の当主が並び立つ姿に、沿道から盛んな拍手が送られた。
見物した仙台市青葉区の無職男性(75)は「歴史や政宗には関心があったが、宇和島と仙台との深い結び付きを改めて実感できた」と話した。