<DC>宮城、18年夏開催に名乗り

 仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会(会長・村井嘉浩宮城県知事)は3日の臨時総会で、県内で2018年7~9月に大 型観光宣伝「デスティネーションキャンペーン(DC)」を展開するようJR東日本に対し申し入れることを決めた。18年のDC開催地は16年3月に決まる 予定。
県内では08年秋、13年春にDCが実施された。初の夏開催実現により、通年の観光客受け入れ体制を確立したい考え。夏場は東日本大震災で被災した沿岸部の観光資源である海のベストシーズンで、長期休暇や夏祭り時期と重なることから誘客数増が期待される。
DC開催の指定要望に向けた基本計画によると、テーマは「夏旅・元気のみなもと仙台・宮城」。県内の観光資源を(1)笑顔(2)優雅(3)健康(4)知日 (5)創生(6)挑戦-の六つのキーワードで分類し、家族や若者、外国人などさまざまな客層に応じた楽しみ方を提案する。
仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台で開いた臨時総会では、JR東日本が宮城県を16年7~9月の重点販売地域に指定したことも報告された。
協議会は同時期、15年度に続き「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン」を開催。主要駅にポスターを掲示するなど、JR東の協力を得て観光客誘致の相乗効果を狙う。開催時期が重なる青森県・函館DCと連携した広域周遊もPRする。

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