<eスポーツ>魅力やビジネス性考える 仙台でセミナー

コンピューターゲームでの対戦を競技として捉える「eスポーツ」の魅力や今後のビジネス性を考えるセミナーが24日、仙台市若林区の仙台コミュニケーションアート専門学校であった。市民ら約40人が参加し、欧米やアジアで市場規模が急成長している現状などに聞き入った。
eスポーツをテーマにしたセミナーの開催は東北で初めて。同市のIT関連企業や専門学校などでつくるグローバルラボ仙台(事務局・NTTドコモ東北支社、仙台市経済局)が主催した。
一般社団法人日本eスポーツ連合(東京)の平方彰専務理事(57)が現状と展望について講演。2018年の世界の市場規模は約1000億円で、前年比38%増となったことを紹介し、「来年の茨城国体での初実施が、国内での盛り上がりのきっかけになるといい」と期待した。
eスポーツの特徴として、年齢や男女差、障害の有無にかかわらず同じ土俵に立てることも強調した。
プロとして活躍する仙台市の堀田翔平さん(24)と同市出身のジョニィさん(22)=東京=、平方さんのトークもあった。認知度向上のため、堀田さんは「業界を発展させ、社会にもっと自信の持てる仕事にしたい」と語った。ジョニィさんは「いろんな選手たちの魅力を報道で取り上げてほしい」と提案した。

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