先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を目前に控え、宮城県警は18日、主会場となる仙台市太白区の秋保地区周辺で車両の検問を開始した。会議最終日の21日夕まで続ける。
検問は主会場に通じる国道、県道、市道など計数十カ所で一斉に実施。主会場近くの県道では、警察官が一台一台車を止め、免許証や行き先、目的地などを確認していた。
秋保地区の建築業の男性(44)は「道路向かいの資材置き場に材料を取りに行くのにも時間がかかる」とぼやきつつ、「サミット後も人が大勢訪れ、地域が活気づくといい」と話した。
検問のほかに、県警はヘリコプターで上空からも警戒した。19日以降、会場に通じる交差点に警察官を配置し、最大2800人態勢で警備する。