<J1仙台>「挽回、献身」新加入9人会見

J1仙台は18日、仙台市泉区のイズミティ21で、今季の新加入選手の記者会見を開いた。サポーター約1000人が見守る中、完全移籍6人と新人3人の計9人が力強く抱負を語った。
J1柏で主力だったDF渡部博文は長井市出身。「東北人魂を持って戦う。DFのリーダーとしてチームを引っ張りたい」と意気込んだ。背番号11を与えられたFW金園英学は2011年のJ1で記録した12得点を持ち出し、「それを上回りたい」と目標を立てた。
初めて開幕から指揮を執る渡辺晋監督は今季のテーマに「挽回」「献身」を掲げた。「チームとしては昨季の悔しさを晴らす。9人には東日本大震災からの復興のために戦う思いを胸に刻んでほしい」と話した。
期限付き移籍から復帰の3人も登場。MF奥埜博亮は「得点とアシストで勝利に貢献する」、GK石川慧は「GKで最も年下だが、食らいついて試合に出たい」、FW山本大貴は「昨年の成績(J2松本で7得点)を超え、2桁決めたい」と、それぞれ抱負を語った。
また、FWウイルソンの背番号が18から9、MFハモンロペスが34から20に変更された。

<新戦力ひとこと>
(注)丸数字は背番号、ポジション、氏名、年齢、前所属の順

(1)GK 六反 勇治(27)横浜M/キック技術に自信
「キック技術に自信があるが、サポーターに『ほかにも長所がたくさんある』と言ってもらえる選手になりたい。個人では代表入り、チームではリーグ優勝を目指す」

(3)DF 渡部 博文(27)柏/タイトルを目指す
「目標は高くタイトルを目指したい。とにかくホームで負けないことが大事になる。DFとして対人守備、ハイボール対応では絶対に負けない気持ちで競り合いたい」

(6)MF 金眠泰(21)韓国・光云大/攻守に長身生かす
「昨年夏に練習参加した時、個々のレベルの高さを感じたのが入団を決めた一番の理由。プレーでは長身を生かした守備に加え、攻撃にもどんどん参加していきたい」

(11)FW 金園 英学(26)磐田/ゴール嗅覚に自信
「器用ではないが、ゴール前での身のこなしや、得点への嗅覚には自信がある。開幕戦である山形との東北ダービーでゴールを決めたい。ユアスタで暴れたい」

(14)MF 金久保 順(27)大宮/周囲と連係し攻撃
「周囲と連係して攻撃を機能させるのが得意。5得点、5アシスト程度の結果は最低でも残したい。閉幕時に『金久保がいてよかった』と思ってもらえるようにしたい」

(19)MF 杉浦 恭平(26)神戸/得点につなげたい
「昨年は試合に出られず、悔しい思いをした。2列目からの飛び出し、ゴール前での動きは負けない。毎試合、勝利を目指して、得点につながるプレーをしたい」

(30)FW 西村 拓真(18)富山第一高/競争には負けない
「仙台は全員で戦うチームと思っている。18歳だからといって最初から競争に負けるつもりはない。仙台の大きな力になるということを目標にしたい。全力で頑張る」

(31)MF 茂木 駿佑(18)ベガルタ仙台ユース/ユアスタ先発目標
「昨季はユース所属しながらチームに在籍したが、試合に出場できなかった。18歳でも30歳代でも年齢は関係ない世界。一日も早くユアスタで先発出場するのが目標だ」

(33)DF 多々良敦斗(27)松本山雅/諦めない守備見て
「自分としては初めてのJ1だが、気持ちのこもったプレーをしたい。チャレンジする気持ちを持って仙台に移籍してきた。最後まで諦めない守備を見てもらいたい」

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