宮城県はサッカーJ1仙台が2014年に県内に与えた経済効果は21億円で、統計を取り始めた06年以降で最低だったとの試算を発表した。ホームゲームの年間観客数が28万591人と、過去ワーストだったことなどが影響した。
入場料、交通費、飲食費、グッズ購入などによる直接効果が前年比1億円減の13億円、直接効果から生じる各産業への波及効果は1億円減の8億円だった。
観客数は残留争いを繰り広げたリーグ終盤に増やしたが、序盤に伸び悩んだため、1試合平均は過去3番目に低い水準。ホームゲーム数も、アジア・チャンピオンズリーグの3試合があった前年より1試合減り20試合だった。
観客1人当たりの消費額(日帰り客)は4654円で前年比42円の増。クラブを運営するベガルタ仙台からの聞き取り、ベガルタ仙台市民後援会が実施したアンケートを基に推計した。