<JR九州>「スイーツ列車」久大線と大村線に

JR九州が、2015年に導入を予定する新たな観光列車「スイーツ列車」(仮称)の主な運行路線を、大分県内の久大線、大村線(長崎県)の2路線に決めたことが分かった。同年夏に運行開始予定で、2路線で1~2カ月間ずつ交互に運行し、各沿線で観光客を呼び込むことで地域の活性化を目指す。
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 運行予定区間は、大分地区が、久大線の日田-大分間をメインに、日豊線の大分-別府間でも検討。長崎地区は、大村線の早岐-諫早間を主な区間とし、佐世保、長崎両線を含む佐世保-長崎間で想定している。停車駅は現在検討中。
 スイーツ列車は2両で編成。車両デザインは、昨秋運行開始した豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両も手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治さんらが担当する。乗客は、若い女性や主婦らをターゲットとし、著名なパティシエが創作する洋菓子や、沿線の老舗などが作る特製の和菓子などを提供する。
 同社幹部は「列車に乗ること自体に楽しみがある列車。2地域で列車を育ててほしい」と話した。
 同社は現在、「ゆふいんの森」(博多-別府間)、「指宿のたまて箱」(鹿児島中央-指宿間)など、計9本の観光列車を運行している。【小原擁】

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