JR東日本は21日、東北観光推進機構と連携し、外国人旅行者の受け入れ態勢を強化するため、新潟を含む東北7県にある約40駅の観光案内所をリニューアルすると発表した。
対象は、同機構が策定した「日本の奥の院・東北探訪ルート」内の約20駅と、それ以外の約20の新幹線駅。3月6日の秋田市観光案内所(秋田駅)を皮切りに、数年かけてリニューアルする。一部は駅構内移設や新設も検討する。
統一のロゴマークと名称を使った看板を掲げ、観光案内所であることを英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語で説明。非常口で使うピクトグラム(絵文字)でサービス内容を表示する。
政府観光局が認定する外国人観光案内所の「カテゴリー1」(何らかの形で英語対応が可能)以上を目指す。公衆無線LAN「Wi-Fi」を整備し、案内用タブレット端末やパソコンなどを設置。機構が7県の観光・宿泊施設などで無料提供している「24時間対応多言語電話サービス」も導入する。
JR東の広報担当者は「各案内所のサービスレベルの底上げと標準化を目指す」と話した。