<Rジョンソン>被災地の子どもと交流

米大リーグ、ダイヤモンドバックスの球団社長の特別補佐で米国の野球殿堂入りしたランディ・ジョンソン氏(51)らが17日、東日本大震災で救援活動の拠点となった石巻市民球場(宮城県石巻市)で野球教室を開き、日本の子どもたちと交流を深めた。
復興支援を兼ねたイベント「MLBロードショーin石巻」の一環で、米大リーグ機構(MLB)ジャパンが主催した。
ダイヤモンドバックスのチーム編成責任者を務めるトニー・ラルーサ氏(70)らも参加。県内のリトルリーグの選手ら約250人を対象に投球と打撃、守備を指導した。
現役時代に投手として303勝を挙げたジョンソン氏は「一生懸命練習し、勉強もおろそかにしないでほしい」と助言。監督時代に計3度のワールドシリーズを制覇したラルーサ氏は「津波で被災した石巻で野球教室を開けたのは素晴らしいことだ」と語った。
ジョンソン氏から直接投げ方を指導された丹野光明君(12)=仙台市若林区=は「捕手に顔を向けて投げるという点がためになった」と喜んだ。
駆け付けた在札幌米総領事館のハービー・ビーズリー領事は「日本と米国は野球を通して交流し、友情を育んできた。絆が一層強まってほしい」と期待した。

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