ALT感染で仙台高、六郷中の再開延期

仙台市は1日、仙台高(青葉区)と六郷中(若林区)の外国語指導助手(ALT)が新型コロナウイルスに感染したため、8日に予定した両校の授業再開を当面、延期すると発表した。教職員は最小限の人員を除き、2日以降は2週間程度の自宅待機とする。今後、校舎の消毒作業を実施する。
 両校以外の市立小中高校は、今のところ予定通り8日に授業を再開する方針。ただ、両校のALTと一緒に青葉区の英国風パブを訪れた別の市立学校のALTが、今後の検査で陽性と判明した場合、行動歴などを踏まえて学校再開の可否を個別に判断するという。
 両校のALTは3月20日にパブを利用。仙台高のALTは24~27日、六郷中のALTは26、27日にそれぞれ出勤し「ほぼ1日、職員室で仕事していた」(市教委)という。臨時休校や春休み中のため、生徒との接触はなかったとみられる。
 郡和子市長は臨時記者会見で「(両校以外は)今のところ感染者や濃厚接触者の発生報告がなく、予定通りに授業を再開して大丈夫だろうという判断だ。感染症対策をしっかりした上で再開させる」と話した。
 一方、同時に感染が判明した東北学院大の男子学生がアルバイトする泉区の「セブン-イレブン仙台泉中央4丁目店」は1日から休業し、同店の全従業員約20人は出勤停止となった。セブン-イレブン・ジャパンの担当者は「速やかに消毒作業を実施し、保健所と協議して再開時期を決める」とした。

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