B’z稲葉さん「歌い手でも津山産」 市勢要覧に寄稿

岡山県津山市は、第5次総合計画(2016〜25年度)の策定に合わせて新しい市勢要覧を発行した。「津山愛」をコンセプトに写真を中心に編集し、 津山の魅力を多彩な内容で発信。巻頭特集には、人気ロックバンド「B’z」のボーカルで津山出身の稲葉浩志さんの寄稿文を写真付きで掲載した。

稲葉さんの寄稿文のタイトルは「Made in Tsuyama」。書き出しは「その昔、高校を卒業するまで、旅行も全く好きではなかった私にとっては、ほぼ津山だけが自分の世界でした。半分鎖国のようなものだったかもしれません」。

自宅2階の部屋でステレオのボリュームを上げ、ロックを聴き続けた日々を振り返り、「イギリスやアメリカなどからやってきたロックソングは津山の その部屋で毎日のように鳴らされ続け、親の怒鳴り声や蝉の声や雪景色などと混ざり合い、独自の音楽体験となり、私の体に刻み込まれ血となり肉となりまし た」とつづっている。「自分の歌のスタイルが培われた」として「私は津山出身ですが、歌い手としての稲葉も『津山産』だと胸を張って言えます」と締めく くっている。

市によると、稲葉さんが登場するのは2006年に発行した前回の市勢要覧に続いて2回目となる。前回は2千部を無料配布したが、市外からも問い合 わせが相次ぐなど大きな反響を呼び、その後、3千部を増刷した。今回は市の知名度アップを図るためのプロモーションを兼ねる冊子として位置づけ、希望者に は有料で提供することにした。

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