DCもプレーボール! KスタでPRイベント

 仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会は4日、プロ野球東北楽天対オリックス戦が行われた日本製紙クリネックススタジアム宮城(仙台市宮城野区)で、大型観光宣伝「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」をPRするイベントを展開した。
 正面広場では、南三陸町の「わかめロール」や栗原市の「お菓子な椎茸(しいたけ)」、蔵王町の「甘ったれうどん」計1300人分を観客にプレゼント。推進協議会副会長の鎌田宏県商工会議所連合会会長が法被姿で始球式を行い、スタンドを盛り上げた。
 試合終了後には、再生した被災農地で育った山元町産イチゴも観客に振る舞われた。観戦に訪れた太白区の主婦三井祐子さん(41)は「多くの観光客に県内の特産品やお祭りを楽しんでもらいながら、被災地の現状を知ってほしい」と話していた。
◎東北楽天ファンの心、ナイスキャッツ/仙台公演アピール
 東北楽天対オリックス戦の試合前のフィールドには、劇団四季のミュージカル「キャッツ」の猫たちも登場。23日に同市青葉区の東京エレクトロンホール宮城で開幕する、仙台公演をPRした。
 リーダー的存在のマンカストラップを先頭に、舞台衣装を着て本番と同じメークをした猫たちは公演を告知するプレートを掲げて入場。始球式の後、県内の小学生ら9人と共に守備位置について楽天の選手を出迎えた。
 マンカストラップ役の松島勇気さんは「熱気を感じ、楽しかった。気合を入れて仙台公演に臨みたい」と話した。中には「キャッツ」に興味を持った子も。塩釜二小5年の佐藤和大海君(10)は「(猫は)ちょっと怖かったけど、ダンスがすごく、本番を見たい」と目を輝かせた。

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