DC向けに事業展開 仙台の12ホテル総支配人がタッグ

仙台市内のホテルの実務トップでつくる「仙台ホテル総支配人協議会」は15日、青葉区のホテルメトロポリタン仙台で会議を開き、共通の宿泊商品づくりや情報発信などを進める方針を決めた。来年4~6月の「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」に向けた取り組みで、4月設立の協議会として初の連携事業となる。
 具体的には協議会に参加する12ホテルを2~3のグループに分け、それぞれ共通の宿泊商品を開発する。総支配人の顔写真が入ったホテルの紹介パンフレットも作製。「総支配人のおすすめスポット」と題し、宮城県内の観光地や飲食店を案内するマップ作りも進める。
 11月中に概要を固め、連携予定の旅行大手2社と商品づくりに入り、来年3月までに内容を発表する。会議の出席者からは「旅館はおかみが前面に立ってPRしている。ホテルも総支配人がもっと前に出る必要がある」との声が上がった。
 協議会会長の紺野純一ホテルメトロポリタン仙台総支配人は「連携事業の第1弾がようやく動きだした。都市の顔と言われるホテルが横のつながりを持って、東北の玄関口にふさわしい事業を展開したい」と抱負を語った。
 協議会に参加する12ホテルは次の通り。
 ホテルメトロポリタン仙台、仙台国際ホテル、江陽グランドホテル、ウェスティンホテル仙台、ホテルモントレ仙台、三井ガーデンホテル仙台、ホテルセントラル仙台、リッチモンドホテルプレミア仙台駅前、ホテルJALシティ仙台(青葉区)、ダイワロイネットホテル仙台、メルパルク仙台(宮城野区)、ANAホリデイ・イン仙台(若林区)、仙台ロイヤルパークホテル(泉区)

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