DiDiフード、宮城に進出 仙台の4区でサービス開始

フードデリバリーサービスを展開するDiDi(ディディ)フードジャパン(東京)は8日、宮城県でサービスを開始した。提供エリアは仙台市青葉、宮城野、若林、太白区(一部除く)で、飲食店500店舗以上が加盟。全国8カ所目の事業開始となる。

 同社はグループのタクシー配車アプリを基盤にした人工知能(AI)によるアプリ展開に加え、トラブル対応のコールセンターや事故時の保険などで配達員の質の向上にも力を入れる。
 宮城はフードデリバリーの参入が相次ぎDiDiは7社目。市内で記者会見した同社のGrowing Region営業本部の井上貴之本部長は「県内飲食店のデリバリー導入率は10%に満たず、マーケットに伸びしろがある」と説明。「価格競争力、登録店数、配達員の質という強みを生かしたい」と強調した。
 市内で飲食店11店舗を運営するダイエー商事(仙台市)の佐藤弘康社長も加盟店として出席。新型コロナウイルス下の苦境を踏まえ、「デリバリーとイートインの相乗効果で今後の集客にもつなげたい」と話した。
 新規登録で最大4000円分のクーポンをプレゼントするほか、一部メニューを対象とした99円均一セールなどキャンペーンを展開する。

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