F1マシンの爆音が東京都心にこだました。9日午後、東京都新宿区の明治神宮外苑にあるいちょう並木でF1マシンのデモンストレーション走行が行われ、2台の車が封鎖された公道を疾走、集まった多くの観客を魅了した。約700メートルの特設コースの沿道に集まった観客は主催者発表で約1万人だった。
【写真】神宮外苑のイチョウ並木を走るF1マシン=2019年3月9日午後2時31分、東京都港区、嶋田達也撮影
この日走ったのは今年のF1シリーズに参戦するレッドブル・ホンダの配色を施した車。マックス・フェルスタッペン(オランダ)とピエール・ガスリー(フランス)の2人のドライバーがハンドルを握った。「最高だった。大勢のファンの前で東京の公道を走れるなんて」とガスリー。予定より1往復多く走るなどサービス精神を見せた。
F1シリーズは17日決勝のオーストラリア・グランプリ(メルボルン)で開幕する。
3月9日(土)、レッドブルのF1マシン2台によるデモ走行イベント『Red Bull Showrun Tokyo』が東京の明治神宮外苑いちょう並木通りで行われた。
【ギャラリー】F1現役ドライバーが東京都心を疾走!「Red Bull Showrun Tokyo」
2019シーズンから、姉妹チームであるトロロッソと同じくホンダのパワーユニットを搭載することになったレッドブル。そんな彼らが開幕戦を1週間後に控えたタイミングで来日し、東京都内の公道では初となるF1デモ走行を行うプレミアムなイベントが行われた。
デモ走行の直前には、ホンダ ウエルカムプラザ青山で、レッドブルとトロロッソのドライバー4人及び両チームの代表らが出席して行われる「2019 Honda F1 キックオフミーティング」も開催。ファンの前で、新たなシーズンへの意気込みを語った。
その後いちょう並木へと移動し、2019シーズンのカラーリングが施されたデモカーに乗り込んだマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーは、往復約800メートルの特設コースをそれぞれ2回走行……の予定だったのだが、ドーナツターンを披露するなどサービス満点。結局それぞれが3回ずつ、いちょう並木を疾走した。
最後はフェルスタッペンがマシンを止めて、ガスリーを待ってのランデブー走行が実現し、集まったファンを大いに湧かせていた。