内閣府が17日発表した4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・4%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は1・6%減で、3四半期ぶりのマイナス成長となった。個人消費や輸出が振るわなかった。
昨年4月の消費税増税後の落ち込みから景気は緩やかな回復基調となっていたが、再び停滞感が強まっていることを示した。
個人消費は前期比0・8%減となり、設備投資は0・1%減。公共投資は2・6%増、輸出は4・4%減だった。
景気実感に近いとされる名目GDPは前期比0・0%増、年率換算で0・1%増となった。