GoTo地域共通クーポン 東北で利用480万枚

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の観光支援事業「Go To トラベル」の地域共通クーポンが、東北6県で11月30日までに約480万枚(約48億円相当)利用されたことが4日、東北運輸局のまとめで分かった。
 運輸局によると、紙のクーポンが約370万枚、電子版が約110万枚。約5割が小売店、約1割が飲食店で使われた。10月1日に始まった利用は11月2日時点では90万枚弱にとどまっていた。利用できる6県の登録店舗は27日現在で2万4166店。最も多い宮城県は6950店。
 日本旅館協会東北支部連合会などに運輸局が11月末に実施した聞き取りでは、年末年始の温泉地の旅館は予約でほぼ満室だが、旅館、ホテルとも忘年会の予約はほぼなかった。観光地への聞き取りでは、11月の客足は「前年並み」「前年を上回る」との回答が多かったものの、感染再拡大を受け「後半に落ち込んだ」との声もあった。
 亀山秀一局長は「感染が再び広がって東京などGoToから除外されたエリアもあり、動向を注視する必要がある」と話した。

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