JR東日本仙台支社は20日、ゴールデンウイーク期間中(27日~5月6日)の東北、秋田、山形各新幹線の指定席予約状況を発表した。18日現在の予約率は41.5%で、震災前の2010年同期を4.2ポイント上回った。桜の満開時期が重なることや、曜日配列に恵まれたことが要因とみられる。
各新幹線の予約率は東北が41.5%(10年同期比3.9ポイント増)、秋田が40.3%(2.2ポイント増)、山形が42.3%(7.1ポイント増)。仙台支社は、最終的な全体の乗車率は10年の64.1%を超えるとみている。
ピークは下りが連休後半初日の3日、上りが最終日の6日。下りは3日午前の各新幹線、上りは6日午後の各新幹線が、ほぼ満席となっている。
仙台支社は「岩手や宮城の観光キャンペーン効果も手伝い、予約動向は震災前に戻ったが、ピーク日以外は空席がある」と説明。3月いっぱいで高速道路無料化が終了した影響は「読み切れない」と話している。
JR東日本は期間中、計207本の臨時列車を運行する。
各新幹線は震災で東北新幹線が大きな被害を受け一時運転を停止。昨年4月29日に全線復旧した。